伝わるコミュニケーション研究所  池田絵里のオフィシャルブログ

ビジネスマナー・説明力・男女の思考の違いやコミュニケーションをテーマに組織の土台作りをサポート。お互いの違いを知ることで相互理解が進み、人間関係が円滑になり、組織がうまく回ります。モットーは「個人の成長なくして組織の成長なし。個人の幸福なくして組織の幸福なし」。

専門用語は、どんな時OK?NG?

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前回の記事で「専門用語について」書きました。

 

専門用語は、当然ながら相手(=受信者)によって使い分けること。

またもし相手(=受信者)の分からない専門用語を使ってしまっても、

基本的には大丈夫、ただ気を付けたい場面が2つありますよ…と、

ここで終わっていました。

 

この場面は、次の2つです。

1、補足できない関係での説明

2、緊急を要する説明

共通するのは、

最初の説明が次の機会を左右するということ。

 

少し詳しく考えてみたいと思います。

1の「補足できない関係での説明」というのは、

一体どんなものが浮かんできますか??

 

浮かびやすいのは、

販売や営業などでしょうか。

 

「ほしい」と思っているお客さんが来たとします。

けれども説明が分かりづらかったら、

他のお店に行ってしまうかもしれません。

なぜなら「そのお店」でないと買えないものは、

今の世の中少ないですから。

 

また上下の関係がある場合も要注意です。

例えば医師と患者さん。

下の2にも関わりますが、

「わからないな」と思っても聞けない方が多くいます。

 

2の「緊急を要する説明」はどうでしょうか。

例えば車を壁にぶつけてしまった時。

それだけでも気が動転しているのに、

担当者の話が分かりにくかったら、

なおさら焦ってイライラしてしまいそうです。

 

すぐに対応してほしい案件があったとき。

指示出しが明確に伝わっていなかったらどうでしょうか。

 

また「説明」は対面で行われるだけではありません。

文字として、紙や電子媒体でもやりとりされます。

この場合にも当然わかりやすさが求められます。

 

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今はイメージしやすい「お客さま」で考えましたが、

社内の人であっても同じです。

 

 こちらの説明(=発信者の説明)が分かりにくいと思われたら、

受信者は不安になります。

信頼につながりません。

行動にもつながりません。

 

「専門用語には2つの場面で気を付けましょう」

と上述しましたが、

実際には「その場面だけ」気を付けようと思っても難しいもの。

 

日頃から相手=受信者にとってわかりやすいとは何か、

どんなことをどのように伝えたらいいのだろうかと、

考え共有していくことが大切です。

 

色々と書いてきましたが、

結びは次の言葉で終わりたいと思います。

説明力アップは一日にして成らず…!

この気持ちで取り組んでいきましょう。

 

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