専門用語は、どんな時OK?NG?
前回の記事で「専門用語について」書きました。
専門用語は、当然ながら相手(=受信者)によって使い分けること。
またもし相手(=受信者)の分からない専門用語を使ってしまっても、
基本的には大丈夫、ただ気を付けたい場面が2つありますよ…と、
ここで終わっていました。
この場面は、次の2つです。
1、補足できない関係での説明
2、緊急を要する説明
共通するのは、
最初の説明が次の機会を左右するということ。
少し詳しく考えてみたいと思います。
1の「補足できない関係での説明」というのは、
一体どんなものが浮かんできますか??
浮かびやすいのは、
販売や営業などでしょうか。
「ほしい」と思っているお客さんが来たとします。
けれども説明が分かりづらかったら、
他のお店に行ってしまうかもしれません。
なぜなら「そのお店」でないと買えないものは、
今の世の中少ないですから。
また上下の関係がある場合も要注意です。
例えば医師と患者さん。
下の2にも関わりますが、
「わからないな」と思っても聞けない方が多くいます。
2の「緊急を要する説明」はどうでしょうか。
例えば車を壁にぶつけてしまった時。
それだけでも気が動転しているのに、
担当者の話が分かりにくかったら、
なおさら焦ってイライラしてしまいそうです。
すぐに対応してほしい案件があったとき。
指示出しが明確に伝わっていなかったらどうでしょうか。
また「説明」は対面で行われるだけではありません。
文字として、紙や電子媒体でもやりとりされます。
この場合にも当然わかりやすさが求められます。
今はイメージしやすい「お客さま」で考えましたが、
社内の人であっても同じです。
こちらの説明(=発信者の説明)が分かりにくいと思われたら、
受信者は不安になります。
信頼につながりません。
行動にもつながりません。
「専門用語には2つの場面で気を付けましょう」
と上述しましたが、
実際には「その場面だけ」気を付けようと思っても難しいもの。
日頃から相手=受信者にとってわかりやすいとは何か、
どんなことをどのように伝えたらいいのだろうかと、
考え共有していくことが大切です。
色々と書いてきましたが、
結びは次の言葉で終わりたいと思います。
説明力アップは一日にして成らず…!
この気持ちで取り組んでいきましょう。
◆説明力養成入門講座@亀戸
12月2日(土)13時30分~16時00分@亀戸